戦争映画・書籍のご紹介

lineline

日本の様々な戦争映画や書籍についてご紹介します。
私が見た映画や読んだ本・参考にしている書籍などのおおまかな概要と簡単な感想を掲載したいと思います。
参考にしていただければ幸いです。
今後、観た映画や書籍があればまた随時追記したいと思います。

(最終更新日時 2018/04/19)


戦争映画

空の少年兵/勝利の基礎
1940年
あゝ同期の桜
1967年
ゼロファイター大空戦
1966年
   人間の條件
1960年
戦中に製作された映画で、実際の訓練や授業風景が収められている貴重な映像です。当時の少年たちはこの映画を見てに志願したのではないかと思いました。 海軍飛行予備学生の遺稿や手記などを元に製作された映画です。特攻隊への志願を募る場面が見ていて辛かったです。青春の裏にある隣り合わせの死の恐怖を感じました 戦闘シーンでは迫力のある映像でした。印象に残ったのは、主人公の部下が次々と亡くなっていく場面です。実際の戦争はもっと悲惨なものだったと思うと悲しくなります。   戦中の満州を舞台にした長編映画。作者の五味川順平氏の自身の従軍体験を参考に書いた「人間の條件」を映画化した作品です。戦争に翻弄されていく主人公。人間とはどうあるべきかを考えさせられる作品です。
空の少年兵 勝利の基礎 あゝ同期の桜 ゼロファイター大空戦    

太平洋の翼
1963年
出口のない海
2006年
あゝ海軍
1969年
精鋭パイロットを集めた紫電改部隊の活躍を描くフィクション映画。物語中、輸送機で向かう途中、襲撃された機体を軽くするため、死んだ仲間を海に投棄する場面からは、戦争の無残さを感じることができます。 学徒出陣で海軍に入り、のちに回天特別攻撃隊として出撃する映画です。「脱出装置のない」特攻兵器を作った当時の日本の作戦は、命を軽視したから、このような兵器を作れたのです。そう思うととても怖いことです。 江田島の海軍兵学校を卒業し後に教官になった主人公が沖縄戦に出撃していく物語。前線で旧友や仲間を亡くす場面からは悲しみが伝わってきます。今日いた仲間が帰還しない、これが戦争なのです。
太平洋の翼 出口のない海 あゝ海軍

あゝ予科練
1968年
最後の特攻隊
1970年
燃ゆる大空
1940年
予科練出身者の手記や話を元に製作された映画とあり、他の映画にはない罰直などの場面も描かれています。予科練がどんな場所であったか参考にできました。 特攻機を護衛する直掩隊の活躍を描いた作品。部下の特攻機を直掩する場面は涙なしには見られません。生と死について深く考えさせられた映画でした。 少年飛行兵出身の主人公たちの物語。実機を飛ばして撮影している為、迫力もあり貴重な映画だと思います。今でいうと入学を募るオープンスクールのような感じでしょうか。
あゝ予科練 最後の特攻隊 燃ゆる大空

山本五十六
2011年
加藤隼戦闘隊
1944年
ハワイマレー沖海戦
1942年
山本五十六の半生が描かれた映画です。戦争を終わらせるための苦悩が伝わってきます。戦争に駆り立てた軍部の空気を感じ取ることができます。メディアもそれに賛同していたことが分かります。 戦中に公開された映画です。加藤隼戦闘体の活躍について描く。実機を飛ばして撮影されており迫力満点の貴重な映像です。しかし勿論ですが戦中公開の映画なので戦争における暗い面は描かれていません。 海軍飛行予科練習生の生活が描かれています。実際の予科練出身者の方のお話にあるようなの暗い面は反映されていません。当時の少年たちがこの活躍を見て憧れを抱いた映画の一つではないかと思いました。
山本五十六 加藤隼戦闘隊 ハワイマレー沖海戦


私が参考にしている書籍をご紹介します。戦争体験者の方の証言集・太平洋戦争の詳しい内容が書かれた書籍などがあります。
今は入手しずらくなってしまったものは古書で購入しています。

書籍


戦争体験者の証言集 関連書籍
宝島社 ワック 朝日選書
別冊宝島 「最後の証言記録」
15人の戦争体験者の方の実際の証言がインタビュー形式で掲載されている貴重な一冊です。このHPの戦争体験談に掲載の瀧本邦慶さんのお話も収録されています。太平洋戦争を色々な立場で経験された方の体験談を知ることができます。年別に詳しい年表と解説があり、非常に分かりやすく読むことができます。
「戦艦大和 最後の乗組員の遺言」
17歳で戦艦大和に乗り込むことになり、大和の特攻・沈没の経験をされた八杉さんの戦争体験が書かれています。臨場感あふれる体験談から、生き延びる大変さを身に染みて感じることができました。その他、出発前に家族へ告げる別れの場面や、部下を想い海の底へと消えていった上官のお話は涙なしでは見れません。また、沈みゆく大和の内部ではどのような情景が広がっていたのかを知ることができる貴重な体験談です。
 『96歳 元海軍兵の「遺言」』
当ホームページの戦争体験談に掲載の瀧本邦慶さんの戦争体験談などがまとめられています。インタビュー形式での読みやすい体験談です。目を覆いたくなるような悲惨な光景や飢餓の苦しみ。復員後の暮らしなどにも言及されており、終戦後の生活についても知ることができます。戦後70年以上経っても消えない鮮明な記憶。戦争が残したものは何か。今平和であることの大切さを改めて感じることができる一冊です。

双葉社 宝島社 新潮社
「みんなの戦争証言」
空襲・飢餓・特攻・・・など様々な戦争を実際に経験された方の戦争体験談が集められた書籍です。
戦争はどういうものなのかということを多方面の立場から知ることができます。
 「最後の零戦乗り」
零式艦上戦闘機のパイロットとして参戦した著者の原田要さんの体験談。戦闘機に乗っていたからこそわかる残酷な場面。生死を分ける場面で、次第に変わっていく自分の心。そして、戦争の記憶はいつまで経っても消えないことが伝わってきます。
 「僕らは少年ゲリラ兵だった」
2015年にアニメ版NHKドキュメンタリーが放送されました。沖縄戦でゲリラとして戦争に参加した少年兵たちの記録。純真な子供たちが軍国主義に染まっていくとき、少年たちの目の色が変わります。戦争によって操られた少年たちの悲しい過去がありました。


太平洋戦争史 関連
日本文芸社 西東社
「武器・兵器でわかる太平洋戦争」
旧日本陸海軍の航空機・艦船・銃・大砲・戦車など兵器のジャンル別に詳しい解説が載っています。兵器の開発時の話や、登用された戦場などの詳細が分かります。また戦線で使用されることのなかった兵器のエピソードもあり、裏側を知ることができます。太平洋戦争中の年表や地図などとともに使われた兵器の変遷を辿ることができ参考になります。
「図解 太平洋戦争」
歴史年表順に、そのときに起きた出来事や動きを見やすく、わかりやすい説明とともに写真が掲載されています。おおまかに太平洋戦争史を知る際には最適です。また、下部に補足や参考項目などが紹介されており、勉強時に役立ちます。


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